串カツと一品料理のお店 わんさか
[串揚げ料理]

JR京都線茨木駅 徒歩7分
〒567-0041 大阪府茨木市下穂積1-2-8(地図)
ぐるなびで 串カツと一品料理のお店 わんさか の詳細情報を見る
※2011年11月28日現在の情報です
ぐるなび
[串揚げ料理]

JR京都線茨木駅 徒歩7分
〒567-0041 大阪府茨木市下穂積1-2-8(地図)
ぐるなびで 串カツと一品料理のお店 わんさか の詳細情報を見る
※2011年11月28日現在の情報です

2011年09月08日
やっと語れる日が…
3ヶ月前の今日・・・。
大好きだった常連さんのKさんご夫妻の ご主人が天国へと旅立たれた。
私の中で、やっと話せる時が・・・。
2年前の年末・・奥様から、緊急連絡があり・・詳細を知った時・・私達 夫婦は愕然とした。
『何で?!なあ・・何でなん?!なあ・・なあ・・・。』こんな言葉した出なかった。
ずっと無言が続いた。
年末だったから、仕込みも大量にあったし、営業中は気がまぎれた。
でも 最後の お客様が帰られると すぐ現実に引き戻された・・。
正直・・仕込みもはかどらず・・じっと座り込みたかった・・。
でも・・・そんな毎日を私達が過ごしていても ご主人や奥様には何も伝わらない・・。
でも何か・・力になりたい・・
私に出来る事って何??
数日間、一生懸命考えた。
そして・・たまたま見ていた、テレビから・・そうだ・・!と思った。
ベタだけど『千羽鶴』を折る事にした。
医者でもない私たちができて『頑張って!!』の気持ちを伝えるのは
もう これしかなかった。
さっそく小さな折り紙を購入し、自宅で一人で折り始めた。
すると、横にいたマスターも察して、すぐ一緒折ってくれた。
マスター…料理以外は不器用で きちゃない鶴になったけど(苦笑)
それで二人だけでは間に合わないからblogで呼びかけたら 常連さんは 会話の合間に せっせと折って下さり
束で持って帰って下さったり、たくさんの業者さんも束で持ち帰って下さった。
スタッフも いっぱい折ってくれた。いちげんさんも事情を察していただいた方は ご協力下さった。
blog見て 知らない方からも 折った鶴が届いたり静岡のお友達もたくさんたくさん送って下さった。
休日もプライベートで 折り紙を持ち歩いた。
飲食店で注文したお料理が出てくるまで、一生懸命折り続けた。
それに気づいた お店の方や お客さんが一緒になって折って下さった。
そして『千羽以上』に膨れ上がった『千羽鶴』を奥様にお渡しした。
(Kさんへの千羽鶴の記事http://wansakaokami.osakazine.net/c17973.html)
『主人が、とても感謝してました』とも 言って下さったしご主人は 元々 私のblogを何年も前から、
毎日チェックして下さってたので『千羽鶴』の事も知って下さってた。
ほんとに ほんとに みんなの思いが 届いて…病気なんて…どっか行ってしまえ…!って思った。
マスターが亡くなった時 病院で『何でマスターが先に……………』と泣いて下さった。
憔悴しきった私に 一時退院の時 会いに来て下さった。
今 思えば…元気な お姿は あの日が最後だった…。
それから…約10ヶ月後…帰らぬ人となった。危篤状態の時 奥様が連絡下さった。
連絡は、マスターの田舎に 帰ってる最中のバスの中で…受けた。
事情を話し用事が済むと、すぐ茨木に戻って ご主人がいる病院へと向かった。
病室は ひっそりしていた。
奥様に誘導され そっと ご主人を見た。
それは私の知ってる 福よかな あの笑顔のご主人じゃなかった。
…もちろん もう意識は なかった。そっと手を握った。涙が止まらなかった。
この日までの、ご主人の、肉体的精神的苦しみ…
奥様の…全て抱えれない 全て受け止めてあげれない 切なさ大きな深い悲しみ…
そんな、お二人の 闘病生活を思うと 涙しか出てこなかった。
数日後、告別式に参列させていただいた。
懐かしい、ご主人の笑顔が迎えてくれた。
写真の中の笑顔は私達が知ってる『あの笑顔』だった。
まっすぐな人だった。お茶目な とこも あった。
マスターを尊敬?して下さり 私を とても可愛がって下さった。
そして…奥様を 一途に愛してらした。
Kさん ご夫妻とは よく一緒に 飲みに行ったり ご飯を食べに行ったりしたご自宅にも伺った。
私達だけの思い出の場所も話しも山のようにある いつでも思い出せる。
ご主人の ご病気が発覚してから 奥様とは いつもにも増してできるだけ連絡をとりあった。
苦しんでる奥様の力に なりたかった。
今でも『心が繋がってる』きっと奥様も同じ思いだと核心する。
人生では奥様が少し上だけど『未亡人歴』は 私のがセンパイだ。
ご主人が亡くなった その日から特に、ずっと『これから、あんな風に思う苦しい時期に突入していく』
全部 分かってしまう私は サポートに徹した。
私は お客様に 支えられて ここまで立ち直れた。
でも奥様は…なかなか日常では 私のように気持ちの切替も難しいだろう…
しかも私は二ヶ月間ずっと 引きこもってたけど
奥様は一週間か十日程で お仕事復帰された。
会社に行くの辛かったと思う。
眠る時 朝 起きた時、電車に乗ってる時、町を歩いてる時、どんな場面でも大量の涙が溢れたはず…
『大丈夫…大丈夫ですよ…』
慰める事しかできなかったけど告別式の日。
旅立つ寸前の ご主人に誓った。
『Kさーん…奥さんの事は私がバッチリサポートするから大丈夫ですよ〜……今まで有難うございました。
ゆっくり休んで下さい。』って。
だから自分の事より お会いする度に、奥様に笑顔が増えたりする事が とっても嬉しい。
二人きりだと どうしても 気が緩んで 泣いちゃう時もあるけど
でも奥様も少し元気が出てきたみたい。
マスターは急に拗っちゃった。
ご主人は苦しんで拗ってしまった。
どちらも辛く悲しい…でも 残された私達がクヨクヨしてたら
二人とも あの世から 帰ってくるんではないか?それはマズイ(笑)
だから…気をとりなおして新しい人生を歩いて行こう♪
幸せに なろう…!
だってさ きっと マスターは 今頃 あの世で 『わんさか』開店してるはず。
でもアシスタントは きっと可愛い子だろう!
もう口答えばっかりする大雑把なO型オンナは嫌だ!とか言いながら(笑)
でさ きっと ご主人も そろそろ『わんさか』を発見してくれて常連さんに なってるハズだ(笑)
あの世で 楽しげに『残してきた嫁の悪口』で盛り上がってるハズだ(笑)
だから こっちも人生 楽しもう!ね和子さん♪
…しんみり始まって…すごい 泣きながら綴ってたんだけど…
『あの世の二人』を想像したら 何だか笑えてきた…!さ。
明日も お仕事 頑張ろう♪
そうそう…最近…日本酒も ちょっと飲めるようになったんだよ〜ご主人〜♪
今晩は あなたの好きだった『国権』を ちょっとだけ口にして 密かに偲ぼうかな……
と思ってたんだけど・・お蔭様で・・とーーーーっても忙しかったので時間なかった(笑)
必ず偲ぶね・・・。
タグ :常連様